EMCを学ぶ

EuP指令に基づく待機電力測定 実施のご案内

適用範囲拡大: EuP 指令から ErP <2009/125/EC> 指令へ

EuP (エネルギー使用製品) 指令 2005/32/EC は、2009年11月発効のErP (エネルギー関連製品) 指令 2009/125/EC で置き換えられ、窓や断熱材のようなものを含むエネルギー消費に関係する全ての製品を対象とする ように 適用範囲が拡大されました。

EuP指令のもとで発行されていた実施措置は ErP 指令のもとでも有効ですが、今後は適合宣言書ではEuP指令2005/32/ECではなく、 ErP指令2009/125/ECを参照することが必要となります。

エネルギー使用機器にエコデザイン設計を義務付けるEuP指令

エコロジカルな社会の実現に向けた流れの中、EUは、エネルギー利用製品 (energy-using product; EuP) に対するエコ・デザイン要求の設定のための枠組を定めるEuP指令 (2005/32/EC) を、 2005年に発行しました。  

対象となる製品をEUに出荷する際には、他の指令と同様、EuP指令への適合も求められることになります。

このEuP指令に基づく具体的な要求の一部として、 家庭用機器やオフィス用機器などの待機電力の上限が定められています。 このため、対象となる製品をEUに出荷しようとする場合、 待機電力が規定された上限を超えないことを確かめることも必要となります。

当社では、0.1Wを下回るような微小な電力から測定可能な高感度の 電力測定器を用意し、待機電力の測定の要求にお応えしております。 その他の目的での電力測定についても、どうぞお気軽にご相談下さい。

EuP指令に基づく待機電力規制の主な対象 (2009年7月現在)

家庭用機器、及びオフィス用機器 (主に家庭などで使用されるもの)
2010年1月より適用 (Commission Regulation (EC) No 1275/2008)

シンプルセットトップボックス
2010年2月より適用 (Commission Regulation (EC) No 107/2009)

外部電源装置
2010年4月より適用 (Commission Regulation (EC) No 278/2009

Posted: 2009/11