EMCを学ぶ

CISPR32、公式発行

マルチメディア機器のEMC規格として約10年前から待望され、ここ数年来、審議が続いていたCISPR32の最終国際規格案(FDIS)が2011年12月9日にようやく可決され、2012年1月30日に公式発行となりました。

  • CISPR32:マルチメディア機器のEMI規格(CISPR13/22に替わる)…今回公式発行
  • CISPR35:マルチメディア機器のEMS規格(CISPR20/24に替わる)…審議中

今後の見通し=必見!=

当社エンジニアが翻訳するEMCオンライン情報誌「Interference Technology日本版」2011年12月号の規格ニュース(下記参照)でも お伝えしていましたが、今後、情報通信審議会答申後、VCCI技術基準に採用され、EUではEN規格制定後、EMC指令の適合確認用規格に採用される予定です。その他の国々でも、この規格の採用が考えられます。
強制となる時期は未定ですが、今後この規格の内容を検討・評価に活かす必要が生じます。

Interference Technology日本版 No.29(2011年12月号)規格ニュース」掲載記事
IECはCISPR32のFDISをプレリリース
このマルチメディアの妨害波発生必要条件を定めるCISPR 32の最終国際規格案(FDIS)は、正式発行前に3ヵ月間プレリリースされ、投票期間中の2011年10月07日から2011年12月09日に発売される。このFDISを今購入した場合は、最終的に発行される規格を自動的に受け取ることができる。
プレビューはIECのウェブヘ。(2011/10/07)

Posted: 2011/12